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新しい生理学 ー冷やしちゃダメ~!ー [身体のこと]


みなさんこんにちは~♪


大変ご無沙汰したこのブログ。

しかしながら、この記事だけは上げさせていただき、

なんらかの間違いでこのブログに迷い込んでしまった・・・

という人だけにでも知っていただきたいと思うようなことがありました。


と言いますのも、僕たちのところに時々に送られてきます季刊誌、

日本柔道整復師会の広報誌「Feel!Go!」の中に

生理学者で札幌医科大学の医学部教授であり、何冊かの著書もだされている

医学博士當瀬規嗣先生(とうせ・のりつぐ)のご講演の抄録が掲載されていました。


その内容を簡単に言うと、なんと・・!

「これまでのスポーツ生理学において、これが正しい、常識だとしていたことの

いくつかは最新の研究で否定された。結果として間違いを教えていたことについて

お詫びをします」

というものです。

医学博士である人が、講演の中でお詫びをする・・・

本当にビックリしました[がく~(落胆した顔)]


しかしその道の探求者として、またそれを教える立場の人として

研究を進めていく中で、以前の考えが間違っているとハッキリ分かったら、

素直にそれを認め、より正しいことを伝えるという誠実さに

僕は感銘を受けました。


そしてこれまでの何が間違いで、どう考えるのが正しいのかについてですが、

乳酸は疲労物質ではない

・したがって筋肉痛の原因は乳酸ではない。

・トレーニング直後には、流の改善が重要

・したがって冷やすことは間違い


などなど・・・・


「冷やすことは間違いで、温めた方が早く回復する」

という事は、僕が日頃から患者さんにお伝え続けてきたことの一つ。

ただ僕は科学的、医学的なデータをお見せすることができないので、

みなさんに早く回復してもらうことで証明するしかなかった。

ですが今回の記事により、少なくとも最先端の研究をしている方にとって、

「患部を冷やすこと」は、ご自分のプライドを捨てても訂正しなければならない

大きな間違いだったという事なのだと思います。


このことが世間の一般常識になるまでには、

おそらく10年以上は掛かると思いますが、このブログを読むことにより、

気がついてくれる方が少しでも増えてくれればいいな~と思います。[わーい(嬉しい顔)]


記事を読みたい方は、リンクを張っておきますので覗いてみてくださいね♪








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見えないギブスその3 日常生活編 [身体のこと]

さてさて、今回は間を置かずに書いてみました。実はブログと言うものは、「下書き」というものがあって、一度に書かなくてもそこに書いておいて、完成したら投稿するという機能があることに最近気がつきまして・・・どんだけアナログなのか^^;   でもこれで一度に時間が取れなくても、ちょこちょこ書いていけます[手(チョキ)]

初回に書かせてもらいました「見えないギブス」ですが、前回は「見えないギブスのようなもの」に変化しています。気が付いていました??[猫]で、今回は「気付かない身体のクセ」に変化します。う~ん、なんとも良く考えられたシリーズですね~(自分で言うな~~[ふらふら]

前回は痛みの為に自然と身に付いてしまった軽い軽いビッコのクセが「見えないギブスのようなもの」を気付かないうちに身体に付けてしまい、意識的に身体を動かす、あるいは一生懸命スポーツをしている時はそのクセは現れないと書きました。思い当たる所はありますか?思い当たった人には、今回の話の意図が、もうお分かりだと思います。

早速書いてしまいましょう。自分では気が付かないうちに身に付いてしまった「気付かない身体のクセ」=「見えないギブスのようなもの」は恐らく殆どの方にあると思います。例えば僕は右脚を上にして脚を組むクセがあります。そして左脚を上にして組むとバランスが悪く、違和感を感じます。片脚を上にして組む事は、どう考えても身体にゆがみを作る姿勢なのですが、僕自身は全然そんなことを感じていません。でも、逆に左脚を上にして脚を組むと途端にアンバランスな違和感を感じて、その姿勢を維持するのに少々頑張らなければなりません。頑張らなければならない、という事は、左脚を組むときに「無理が掛かる」=「どこか固まっている所を引っ張っている」という事ですね[ちっ(怒った顔)]

例えば女性の場合、横座りをする人が多くおいでます。でも逆の横座りをすると、キツく感じたり、その姿勢を維持しようとすると手で支えなければ出来なかったりします。男性の場合は運転中に肘掛に左肘を乗せて、右脚はアクセルとブレーキを使うために伸ばし気味にして、逆に左脚を少し引き気味にして、身体を重心を左側に傾けて運転する人が多いです。昔の車には「クラッチ」があり、このような姿勢を取っていると運転しにくいのでそうでもなかったと思うのですが、今の車はAT車が多いので、たいていの車は肘掛が付いています。それに肘を乗せると自然に上記のような姿勢になります。僕も気が付くとこんな姿勢を取っています[がく~(落胆した顔)]でもこうなると、左股関節、左膝、左足首、左肘と肩に「姿勢のクセ」が付かない訳がありません。身体全体も少し左に捩じれています。

この他にも、多くの人が毎日繰り返し比較的長時間している姿勢によって、気付かない内に身体にクセをつけている事が多く、僕はこれらがすべての痛みの原因ではないにしても、無意識でする日常の中の、何でもない動作で痛みを出してしまうケースは、こう言う「気が付かない身体のクセ」=「見えないギブスのようなもの」が引き起こすものが多々あると思います。いつもと同じように歯を磨いたあとに、うがいをしてギックリ腰になるとか、ちょっと後ろに腕を伸ばして物を取ろうとした時に腕に激痛が走った、なんて場合はこれだと思いますよ[犬]

そんな風に見てみると、前回足首の捻挫を例に書かせて貰ったように、身体に「見えないギブスのようなもの」を付けていると、患部の回復が遅くなるわけですから、一番良いのは身体のクセを作らない事なのですけど、なにせ「気が付かない」訳ですから、なかなか予防が出来ません[ふらふら]

だからせめて僕は、痛くなったら早く治すために身体の「見えないギブスのようなもの」を見つけて、それを作ってしまう姿勢を思い巡らし、患者さんと話をして、思い当たることがあればそれをなるべく控えて貰うようにしています。

これだけでも結構早く治りますよ[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)][わーい(嬉しい顔)]


見えないギブスその2 捻挫編 [身体のこと]

あ〜またまたブログをサボってしまった^^;

暑いとやはり・・・ってまたまた言い訳を・・・

気を取り直して6月の続きを、っと。

さて、前回、骨折とギブス固定について簡単に書いてみました。簡単に言うと、ギブスは便利ですが、固定している間に関節が硬くなってリハビリに時間が掛かるよ、って事です。ちょっと簡単すぎるか[ふらふら]

で、今回は捻挫編です。

捻挫は「関節の生理的な可動域を越えて、その後元に戻ったもの」と書きました。ですから骨折や脱臼に比べると重症度は低いことが一般的です。しかし、可動域を越えた時に靭帯を切ってしまったり、周辺の神経や血管にダメージを与えてしまうこともあります。こうなると捻挫と侮ってはいけません。やはりギブスで固定することになります。でも、この事については前回とダブリますので今回は省きます[わーい(嬉しい顔)]

今回僕が書きたいと思っていることは、ギブスなんか必要のない捻挫についてです。一般に捻挫だと受傷した直後から腫れが出て、痛みもあり、ちょっとキツイものだと翌日に内出血なんかが起きます。例えば足首や膝を捻挫すると、たいていの場合はビッコを引いて歩く羽目になります。

ど〜してビッコになるのか?というか、ビッコはどうやって歩くことを言うのか?足首が痛いとまず踵を地面に着けなくなります。かと言って、つま先立ちをするには足首を曲げなければ出来ません。でも痛くて曲がりません[ちっ(怒った顔)]では膝をうまく使えば歩けるか?これも上手くいきません。膝は後ろに曲げることしか出来ないので、足首を固定して膝を曲げると後ろにしか脚を曲げれません。これでは前に進めない。[がく~(落胆した顔)]そこで股関節を使います。股関節を使って前に脚を上げて膝を曲げてみます。すると足は前に出ますが、持ち上がってます。身体を前に倒すようにしてドシン!と降ろせば前に進みますが、その衝撃が痛めた足首に響くためにとっても痛くてこれもダメです。[ふらふら]

結局膝を真っ直ぐに近い軽く曲げた状態で、股関節を支点にして脚全体を振り子のように前に振り出す歩き方が、一番足首に負担が架かりません。足首を動かさないで大腿の筋肉を緊張させて膝を固定して、脚全体を股関節を使い、振り回すようにして歩く。これが「ビッコ」です。変な歩き方で脚も疲れますが、歩けないよりマシです[猫]

さて、この歩き方と筋肉の使い方、どこかに書きましたよね。

そう、ギブスを足首にしたときと同じ筋肉の使い方です[ひらめき]つまり捻挫の場合も「見えないギブス」を着けて歩いている訳です。ギブスを着けていると大腿や股関節が硬くなるので、それらも緩めていかないと治りが遅くなる事は前回書きました。ですから捻挫の場合もそこを考えて治療しないと早く治らないという事になりますね[わーい(嬉しい顔)]

でもね、捻挫には一つ落とし穴があります。

ギブスを着けなくてはならない骨折や酷い捻挫の場合は、普通リハビリもきちんと患者さんはしてくれます。しかしそんなに酷くない捻挫ごときは、歩くことが出来るようになるとスポーツや仕事にすぐに復帰しようとします。まだ完全には治ってないと少し痛みがぶり返します。すると軽いビッコで家路につくことになります。そして次の朝少しマシになっていると、また仕事やスポーツをします。まあ、何とか出来るのでやりたい気持ちは良く分かります。何時までも休んでいてレギュラーから外されたりしたくないですもんね[犬]

しかし、そうこうしている内に「ビッコ」が習慣になってしまうのです。もちろん軽いビッコですよ。歩いたり、階段を上り下りしている位では痛みは感じません。やや違和感くらいは感じる人もいると思います。また、厄介なことに一生懸命身体を動かしている時はこのビッコの習慣は出てきません。でも無意識に歩いている時は必ずビッコになっています。これが「落とし穴」です。

良く捻挫はクセになりやすいからキチンと治した方が良いと言います。でも通常は足首なら足首の「痛みが完全に無くなるまでは治療しなさい」という事だと受け止められていると思います。だけどこの軽い軽いビッコのクセも治してしまわないと、傷めた方の脚全体はビッコの為に、痛めていない脚とアンバランスな動きのままで、通常は動きが硬い方(以前に痛めた側)の足首が不意に、何でもない無意識の動きで捻挫してしまうことになります。これが「クセ」です。捻挫をした関節に捻挫癖が付いた訳ではないのです。動きが硬いアンバランスさが残ってしまう事が問題なのです[がく~(落胆した顔)]

足首が完全に痛みを感じなくなるまで治療をしたとしても、動きのアンバランスが解消されないとクセは残ります。初めはスポーツの途中で無理な動きがあって捻挫をしたのに、2回目以降は何でもないただ歩いているとか、走っているとか、何でもない段差につまずいて捻挫をするというのは、かつて痛めた関節を庇うためにビッコを引く事によって、硬い筋肉を作り、その結果「見えないギブスのようなもの」をあちこちに作ってしまい、それが外れていないからなのです[猫]

では、「見えないギブスのようなもの」はどうやって外すか?

治療中ならそれを作らないように、予め硬くなりそうな筋肉を患部と一緒に緩めておく事です。クセになってしまった捻挫の場合のそれらをどうやって外すか・・・

・・・・それは企業秘密です[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]


見えないギプスその1 骨折編 [身体のこと]

え〜、今回は感覚的なお話で、少し難しいかもしれません^^;

常日頃、捻挫の患者さんが来られます。足首、膝、手首、肘、手の指。およそ関節のある所は捻挫の原因箇所になります。そもそも捻挫の定義は「関節が外力等により生理的可動域を越えて、その後もとの位置に戻る時に起こす周囲の損傷」を言いますから当たり前ですけど。

[ふらふら]そして、「関節の生理的可動域を越えたままの状態」を脱臼と言います。

骨折しちゃうとギプスをするのは、昔から一般的に用いられていて、時々足の骨折でギプスを着けて松葉杖を使う人や、手の骨折で手首を動かないようにギプスで固定したり、三角巾で腕を吊っている人を見ますね。

ギプスをすると患部を動かさないので、折れた骨の両端が近い位置で安定するために、骨がくっ付くために出てくるセメントのようなもの(仮骨と言います)がその隙間を埋め易く、埋めた後に固まりやすいので有利なのです。この仮骨という物は、後々吸収されて消えて本来の骨の組織に置き換えられて行きますが、その時もなるべく少ない方が吸収と置き換えの期間が短かくて済みます。

骨折の仕方によっては手術で金具固定をして、ギプスをしない場合もあります。これは折れてトンでもない方向に骨がズレている時や、重力や体重が掛かったりした場合にギプスをしてもギプスの中でまたズレてしまいそうな時にお医者さんがしてくれます。また何故か骨にはくっ付き難い部分があり、そんな所で折れると、セメントが充分出て硬化するためには時間が掛かるので、その間をずっとギプスをして固定していると一緒に固定する周辺の間接がカチカチになって、骨がくっ付いた後のリハビリに相当な苦痛と期間が掛かるので、そういう場合も手術をした方が良いです。

その判断はお医者さんがしてくれます。手術をして金具固定をすると、早期にリハビリを開始できたり、傷口が塞がるとお風呂にも入れますのでギプスのように患部の皮膚が痒くなりません。夏場にギプスをすると結構中が痒くなって、患者さんは30センチ物差しなんかを隙間から入れて、痒い所をなんとか掻いたりしています^^

ギプスをして仮骨が安定するとギプスの中の患部に痛みはありません。でも、まだ気を抜いてはいけません。一見(見えないけど^^;)元に戻っているようですが強度がまだまだ足りない。やはり時期が来ないと外せません。そういう訳でギプス固定は、手術や入院が必要ないというメリットは大きいですけど、思ったより、特に患者さんからすると痛みが軽くなってから外すまでの期間が長く感じられて、早く外して欲しいとよく言われます。しかし、これは我慢のしどころです。外しても心配要らない強度になっていると思われ、且つなるべく早くギプスを除去するように心掛けています。

そうして我慢の末、晴れてギプスを外します。長い間直接空気に触れていなかった皮膚に風が当たると、とても爽快です。お風呂に入ると驚くほど垢が出ますが、皮膚の角質バリアは弱くなっているので、垢すりは程々にした方が良いです。後で「因幡の白うさぎ」になりますよ[わーい(嬉しい顔)]

ギブスを外すと例えば足首なら、まるでギプスを足首に付けているように固まっています。無理もありません。何週間かその状態で「固めて」いたのですから。歩き方もギプスを付けていた時とほとんど同じようにビッコを引いて歩きます。まるで「見えないギプス」を付けているようです。

この場合、足首、膝はもちろん固くなって伸び縮が悪くなっていることは誰でも分かる事ですが、脚全体を持ち上げてビッコで歩くために使っていた、太ももの前側の筋肉も結構カチカチで、さらにこの緊張が股関節を固めてしまっていることになかなか気が付きません。足首だけを柔らかくしたり、弱った膝を曲げ伸ばしする太ももの筋肉を鍛えるだけではなく、股関節の柔軟性を取り戻してあげないと上手に滑らかに歩くことは出来ません。

僕はこのことを知っているので、ギプスを付けている時から股関節の柔軟性をキープするように心掛けています。ギプスを付けたままでも、意外と股関節の柔軟性は確保出来るものです。これがギプスを外してから、普通に生活できるまでの期間の短縮に大いに効いてきます。

もし残念にも自分や知り合いが骨折をしてギプスになったら、ギプスをしていない関節をゆるゆるにしておくようにアドバイスしてあげてください。もちろんギプスをして最低限寝ているときの痛みがなくなってからですけどね[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

 

 

 

 


冷やすか?温めるか? [身体のこと]

それでもあります。冷却小道具捻挫などをした時に「冷やすのか、暖めた方が良いのか?」

これは良く患者さんに聞かれます。これって簡単なようだけど実は本当に難しい。炎症を起こしている訳ですから「冷やす」のが正解のようですけど、一方で身体の回復にはお風呂等に入って「温める」方が良い事も、これまた常識。

一般には、受傷してすぐは「冷やし」て、時間が経てば「温める」と理解されていると思います。もちろん、概ねこれが正解。ではどの位の温度で冷やせば、またどの位の時間を冷やすのがベストなのか?温める事に切り替えるタイミングはいつか?これがなかなか悩ましい[ふらふら]

まず、アイスパック(-4~7℃くらいかな)で直接患部を冷やすとどうなるか予想をします。これは炎症を起こして、ひょっとすると内出血をしている患部の血管を冷やすことで収縮させて血管外、かつ体内に漏れ出るのを押さえてくれそうです。つまり「腫れる」事を最低限で食い止めてくれる事を期待出来ます。同時に患部を強く冷やすと、痛みを感じる神経を一時的に鈍感にしてくれるので、強い痛みから、ある程度解放してくれます。これらは良い点ですね。

でもこの方法、ちょっとマズイ点もあるのではないかと思います。

患部を冷やし過ぎると、組織が壊れて行きそうになるので、身体は何とか血液を流して組織の温度の「回復」を図ろうとするはずです。何でもないところに冷たい氷を押し当てて、それを外すと赤く皮膚が変色していたり、しばらくすると赤く変色して来たりします。冷やされた皮膚下の毛細血管は周りの皮膚下以上に毛細血管が広がって、血流が多くなっていると考えられます。そう考えると痛みの除去の点で見ても、アイスパックを外すと痛みは冷やす前より増す事も考えられる訳です。

では反対に、いきなり温める事はどうか?これも悩ましい。確かに旅行先で歩き回って足が痛くなった、何ていう時は宿泊先の温泉に浸かると、スーっと痛みが消えて行くように感じます。お湯の中に溶け出していくようです。しかし、何となく痛いくらいなら良いのですが、軽い肉離れのようなものを起こしていたり、元々膝に軽い関節炎を持っていて、それが旅先で歩き過ぎることによって悪化しているとしたらどうでしょう?ちょっと難問です。温泉に入ってからシップで冷やす?でもこれって矛と盾では・・・[ふらふら][ふらふら][ふらふら]

ここで僕の独断と偏見です^^;

まず捻挫で痛みが強い場合は氷水のバッグですぐに冷やす。足首や膝の捻挫では、皮下の極浅い所を痛めますのでアイシングは有効です。靭帯断裂や骨折の場合はすぐに腫れて来て分かりますから、腫れが出切るまで冷やす。腫れが大きくならなくなれば、内部の毛細血管などからの漏れが止まったと考えられますから氷水で冷やすのは中止。その後は常温の水をタオル等に含ませて患部を軽く圧迫しておく。これは一日くらい続ける。その後は冷やさなくても良し。次の日は毛細血管の修復が行なわれているでしょうから、大事を取って何もしない。そして2日後からは温めるのが良いと思います。

良く野球のピッチャーが、試合が終わると肩をアイシングしていますね。でも僕はあんまり有効では無いと考えています。もし内部の筋肉が炎症を起こしているとしたら、アイシングは皮膚のすぐ下の温度しか調整できないので効かないと思います。特に投球チャンスが無かった控えのピッチャーが痛みを感じていないのにアイシングをするのは、その後の疲労回復を考えると「損なこと」だと思います。運動することによって産生された熱を放出する目的なら、濡らしたタオルで充分だと思います。


これからちょこっと身体のことも書きます。 [身体のこと]

え~っと、今まで僕は医学的なことに付いてなるべく書かないようにしていました。[ふらふら]

何故かと言うと、体に関することには諸説色々あるのが普通で、どれが絶対に正しいとか、絶対間違いが無いなんてものは中々判断が難しい。年齢、性別、体重、生活スタイル、食生活、ストレス、今までに掛かった病気や古いケガの影響、住んでいる地域など等の「個人差」と呼ばれるものが確かにあり、とてもじゃないが一括りに語れないので文章にするのを躊躇っていました。というか、文章にして、僕が書いたものを読んだ人が実践して不都合があるとイヤだな~、という思いがありました。

でも昨今、雑誌やTVでさまざまな健康に関する記事や企画が沢山あり、受け取る方も、僕も含めて一つの意見、事柄として受け止め、もし自分の症状と合わなければ、受診しようかな、という手助けにもなっているようです[わーい(嬉しい顔)]

そこでこれからは、少し僕の身体に関する考えを書いて行きたいと思います。

これを読む事によって、少しでも皆さんがご自分の身体に関心を持ってくれて、快適な生活をして行く一助になれば望外の喜びです。また書く事によって、僕の頭の整理にもなりますからね[ひらめき][ひらめき]


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